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[リアル体験]証明写真 劇的ビフォーアフター 

  • 執筆者の写真: AGEHA
    AGEHA
  • 5月29日
  • 読了時間: 6分

こんにちは。「OLDMOON STUDIO JAPAN」代表の矢吹です。


今回は私の身近で起こった実体験をお話ししたいと思います。私の50代の母のことです。


パスポートがあと3ヵ月で切れることに気づいて、証明写真を撮ろうと思い立った母。写真スタジオを経営している娘がいるというのに、なぜか駅前の証明写真ボックスに向かいました(笑)。


証明写真ボックスで美肌撮影するはずが…


メイクを念入りに済ませ、眉が見えるように髪をオールバックにひっつめ、派手なアクセサリーは避けて準備は万端です。


初めて撮る機種でしたが、撮影データの受け取りもでき、美白&美肌モードも搭載された新しいタイプの写真ボックスだったそうです。


駅前のざわざわした喧騒のなか、ノールックで最後に口紅を引き直し、画面のガイドラインに顔が来るよう座席の高さを調整し、狭いボックスのなかで慌ててカバンを足元に下ろし、さあ、撮影。


ところが撮影ボタンが画面の右下にあり、押すと同時にシャッターが下りてしまいました。1枚目はボタンを押している横顔が写っただけになるという始末(泣)。


その後も画面で指示された通り、画面中央の光の一点が眉間に来るよう顔を向き直すも、ボタンを押す指につられてどんどん顔も体も斜めに。


2回、3回と撮り直すうちに外に人が並んでいるのではないかと焦り、まったくベストショットが撮れないまま、4回目であきらめてプリントアウト。


それがこちらです↓↓↓

証明写真ボックスにありがちな指名手配書顔の出来上がり(母の名誉のために言いますが、実際はもっと穏やかな顔をしています)。


目線も合っていない、伸ばした腕が想像できるくらい体が流れてしまっている、顔もかしいでいる、口元が不機嫌そう、照明が足りていないので顔に赤みがある。


母はまだ50代前半です。それでも、こんなに機械を使いこなせないものかと、プリントした写真を見て私はため息と、正直笑いがこらえられませんでした。


というか、どの年代・性別に関係なく言えることなのですが、証明写真ボックスで「自然にきれい」を撮ることはほとんど不可能です。


残念ポイントが多すぎて、こんな写真をあと10年も使うつもりなのかと母に問いただすと、さっそくOLDMOON STUDIOに予約を入れてくれました。


証明写真ボックスと一体何が違うの? 


撮影前日。


「当日、メイクはどのくらいしたらいいの?」と聞かれたので、撮影用に濃くする必要はないことを母に伝えました。コンシーラーもチークも使っていいけど、濃くしないでねと。


当スタジオにいらっしゃるお客さまにも、撮影ということで気合が入り、普段よりもメイクを濃くしてくるかたがいらっしゃいます。ですが、自然ないつも通りのメイクで十分なのです。たとえばマスカラをダマになるくらい塗ってこられても、レタッチ(修整)が逆にたいへんになるため、おすすめできません。


ヘアスタイルも、眉を見せるのは大前提として、ひっつめは顔が大きく写るので斜めに前髪を流したほうがいいとアドバイスしました。カメラのレンズはそもそも湾曲しているため、どうしてもわずかに歪みが出てしまうのです(もちろん、その歪みもレタッチで修整します)。


撮影時間の15分前に到着した母は、メイク・スペースの大きな鏡で髪をまとめ、口紅を落ち着いて引き直し、似合う色の背景紙を決め、つけていたアクセサリーをはずしました(パスポート写真はアクセサリーが審査に引っかかることが多いため、当スタジオではできるだけはずしていただくようご案内しています)。

身だしなみの最終チェックをし、ライティングを調整し、何十カットか撮ります。体の向き、肩の位置、顔の傾き、自然な表情になるよう丁寧に声掛けします。ここまで10分かかりません。


母も最初は表情が硬かったのですが、カット数が進むごとにやわらかいまなざしに。


撮影後は当スタジオの肝であるレタッチ・スペースへ移動します。韓国本社のレタッチャーとZoomを繋ぎ、リアルタイムでレタッチ(修整)を始めます。


韓ドラが好きな母は「アンニョンハセヨ」と、レタッチャーとご挨拶。ここからは私が通訳に入り、いよいよ本場・韓国の技術の見せどころです。


微妙な体のラインや服のしわを整え、あっという間にもっとも気になるお顔へ。


本人が気づかなかった肌の不調も細かくレタッチして、顔の左右差や毛流れなどを整えます。母が気にしていたフェイスラインのゆるみや首のしわ、目元のくまなどをなめらかに直していきます。向きがばらばらになっていたまつエクも、きれいに揃えます。


母は感動して「すごい、すごい!」と小さく拍手をしていました。


基本のレタッチが終わると、もっとこうしたいところはありますか?と希望を聞かれます。

母は「アートメイクしているのですが、眉を描き足すことはできますか?」「髪の色が褪色してキンキンなので、色味を落ち着かせることはできますか?」といくつかリクエスト。


企業秘密なのでこれ以上詳細には書けませんが、レタッチャーがオーダー通りに仕上げていきます。選択に迷ったらどちらがいいか質問して、満足いくまで調整していきます。


こちらが最終的に仕上がった証明写真です↓↓↓

機嫌がよく、コンディションがいいときの母の顔になりました。しかもイキイキとして、ナチュラルに盛れています。娘の目からしても、やりすぎない程度に若々しくなったように見えます。


「カムサハムニダ!」とお礼を述べる母の声も、ひときわ明るいものでした。

(これは予想通り。当スタジオでの撮影後のお客さまは、皆さま満足してお帰りになられます)


それから写真をはがきサイズと、各種用途別の証明写真サイズにプリントアウトします。オンラインでパスポート申請ができるように、データもお渡しします。ここまでわずか40分で終わります。


母は「証明写真ボックスで撮ったのがバカみたい。これはお金を払ってもOLDMOONに来るだけの価値がある。コンプレックスがある人ほど感動が大きい!」と、大満足して帰っていきました。


その後、パスポートの申請を無事済ませ、ビジネス用のプロフィールアイコンにも写真を設定しているそうです。


最後に


証明写真ボックスは、たしかに安価で手軽です。


ですが、シャッターポイントがうまく決まらず、落ち着かない気持ちのまま慌てて撮影しなくてはいけません。狭いボックスでおひとりだけでは、身だしなみもままなりません。


しかも仕上がりは、よほど写真うつりがいいかたでも、なんだか微妙なものになってしまいます。


今回は母を例にしましたが、若いかたでも女性でも男性でも、そのデメリットは等しく同じです。


パスポート、マイナンバーカード、運転免許証など、長期間使用する写真をぎこちないお顔で残していませんか?


就活、転職、婚活など、ここ一番の大事なシーンで使う写真を、納得のいかない曖昧なもので済ませていませんか?


「とりあえず駅前の証明写真ボックスでいいか」


そんな固定概念はどうか捨ててください。


私たちOLDMOON STUDIOが、思わず見返したくなるような自信の持てるベストショットをお約束します。


OLDMOON STUDIO JAPAN

代表 矢吹 鳳



 
 
 

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